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コタニ
こんにちは。ジョブライセンスのコタニです。
関東でもいよいよ梅雨入りしましたが、予想外に雨が降らず連日30度を超える真夏日が続いて、まさに夏そのものです。
夏の時期は、なにかと車での移動が増える季節。しかし、夏の運転には、冬場とは異なる特有のリスクが潜んでいます。
「夏場だから大丈夫」と油断せず、安全で快適なドライブのために注意点をしっかり把握しておきましょう。
この記事では、夏場の運転で特に気をつけたいポイントを、車のトラブル、ドライバーの体調管理、そして交通事故の観点から解説していきます。

この記事でわかること
夏場の車のトラブルに備える
ドライバーの体調管理で事故を防ぐ
夏場に増える危険性や事故、その対策
まとめ

夏場の車のトラブルに備える

夏場の高温環境は、車に大きな負担をかけます。以下の点に注意し、事前の点検と対策を怠らないようにしましょう。

①タイヤのトラブル(バースト・空気圧)
夏のアスファルトは非常に高温になり、タイヤ内部の空気圧を上昇させ、バーストのリスクを高めます。また、空気圧が低い状態での走行も危険です。

対策
・月に一度はタイヤの空気圧を点検し、適正値に調整しましょう。
・タイヤのひび割れや溝の深さ(スリップサイン)を確認し、劣化している場合は交換を検討しましょう。
・長距離ドライブ前には必ずタイヤの状態をプロにチェックしてもらいましょう。

②エンジンのオーバーヒート
夏の炎天下での走行や渋滞、エアコンの使用は、エンジンを酷使しオーバーヒートの原因になります。

対策
・冷却水(クーラント)の量を定期的に確認し、不足していれば補充しましょう。
・水温計に注意し、H(Hot)に近づいたら無理せず安全な場所に停車し、JAFなどのロードサービスを呼びましょう。
・定期点検で冷却系統に異常がないか確認してもらいましょう。

③バッテリー上がりのリスク
エアコンの使用増加や高温によるバッテリー液の減少で、バッテリー上がりが多発します。

対策
・バッテリー液(液式の場合)や充電状態を定期的に点検しましょう。
・エアコンの長時間使用は避け、不要な電力消費を抑えましょう。
・長期間車に乗らない場合も、定期的に短時間走行して充電しましょう。

④エアコンの不調と対策
エアコンが効かないと、熱中症のリスクも高まります。

対策
・エアコンフィルターを定期的に交換し、風量低下や嫌な臭いを防ぎましょう。
・冷媒ガスの不足やコンプレッサーの故障が考えられる場合は、専門業者に点検・修理を依頼しましょう。
・駐車時はサンシェードなどを活用し、車内温度の上昇を抑えましょう。

ドライバーの体調管理で事故を防ぐ

夏場の運転は、ドライバー自身の体にも大きな負担をかけます。体調管理をしっかり行いましょう。

①熱中症の兆候と予防策
高温多湿な車内では、短時間でも熱中症になる危険性があります。

対策
・のどが渇く前にこまめに水分補給をしましょう(スポーツドリンクや経口補水液も有効)。
・エアコンを適切に使用し、車内を快適な温度に保ちましょう。
・休憩を頻繁に取り、車外に出て体をクールダウンさせましょう。
・少しでも体調に異変を感じたら、無理せず安全な場所に停車して休憩しましょう。
・子供やペットを車内に置き去りにすることは絶対にやめましょう。

②睡眠不足と疲労による集中力低下
夏のレジャーで睡眠不足になったり、暑さで疲労がたまったりすると、集中力が低下し居眠り運転のリスクが高まります。

対策
・運転の前日には十分な睡眠時間を確保しましょう。
・疲労を感じたら無理せず安全な場所で仮眠を取りましょう。
・長距離運転の際は、時間に余裕を持った計画を立て、同乗者がいれば交代運転も検討しましょう。

③長距離運転時の休憩の重要性
休憩は、体の疲労回復だけでなく、集中力維持のためにも不可欠です。

対策
・1~2時間に一度は休憩を取り、車外に出て軽いストレッチやウォーキングをしましょう。
・仮眠や目の休息を取り入れ、心身のリフレッシュを心がけましょう。

④車内での脱水症状と水分補給
意識していないうちに脱水症状に陥る可能性もあります。

対策
・運転中もこまめに水分を摂る習慣をつけましょう。
・車内には、十分な量の水分(水、お茶、スポーツドリンクなど)を常備しておきましょう。

夏場に増える危険性や事故、その対策

夏場は交通量の増加や路面状況の変化、さらにドライバーのコンディション変化が重なり、事故が増加します。

①交通量の増加と渋滞によるイライラ運転
夏休みや連休は渋滞が多発し、イライラ運転による事故のリスクが高まります。

対策
・時間に余裕を持った出発と、渋滞情報の活用を心がけましょう。
・渋滞中でも不必要な車線変更は避け、十分な車間距離を確保しましょう。
・リラックスを心がけ、焦りやイライラを運転に持ち込まないようにしましょう。

②路面状況の変化(ゲリラ豪雨・水たまり)
突然のゲリラ豪雨はハイドロプレーニング現象など、路面状況の急変による事故を引き起こします。

対策
・雨が降り始めたら速度を大幅に落とし、慎重に運転しましょう。
・大きな水たまりは避け、急ブレーキや急ハンドルは控えましょう。
・タイヤの溝の深さを確認し、ワイパーやウォッシャー液も点検しておきましょう。

③運転時の日差しによる視界不良
夏場は特に日差しも強く、眩しさで信号機や対向車が見えにくくなり、前方の視界を妨げます。

対策
・サングラスを着用し、サンバイザーを適切に活用しましょう。
・フロントガラスを常にきれいに保ち、眩しいと感じたら速度を落として慎重に運転しましょう。

④子供の飛び出しや自転車との接触事故
夏休み期間中は、子供の活動が活発になり、予測不能な行動による事故が増加します。

対策
・「かもしれない運転」を徹底し、常に危険を予測して運転しましょう。
・住宅街や公園周辺など、子供が多い場所では特に速度を落とし、徐行運転を心がけましょう。
・死角からの飛び出しに注意し、横断歩道では確実に停止して歩行者優先を徹底しましょう。

まとめ

夏の運転は、解放感と楽しさをもたらす一方で、普段以上に注意すべき点が多岐にわたります。
車の状態、ドライバーの体調、そして周囲の交通環境、これら全てに細心の注意を払う必要があります。事前の点検と対策、そして常に安全を意識した「かもしれない運転」を心がけることで、リスクを大幅に軽減できます。安全で快適な夏のドライブを楽しみ、良い思い出を作ってくださいね。

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