
日本で定住し仕事を求める外国籍の方は年々増えており、多種多様な職業に外国籍の方が就いているのを見かけます。
運転免許を取得することで、お仕事の幅も広がります。
この記事では、外国籍の方が日本で運転免許を取るにはどうしたらよいかわかりやすくお伝えします。
この記事でわかること
・外国籍の方が運転免許証を取得する方法
・日本で新規に運転免許証を取得する方法
・教習所入校時に必要な書類
・ 運転免許取得の際の課題
・まとめ
外国籍の方が運転免許証を取得する方法
海外の運転免許証を日本の運転免許証に切り替える
海外で発行された運転免許をお持ちの方でしたら、「外免切替」が可能です。
時間的・費用的な負担が少なくて済むメリットがあります。事前に、条件を満たしているか、必要な書類を準備できているかご確認ください。
各都道府県公安委員会ごとに切替え条件が若干異なる場合がありますので、切り替えをご検討の場合は、管轄の警察署や運転免許センターにお問い合わせが必要です。
参考:警視庁「外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替えるには」
日本で新規に運転免許証を取得する方法
お近くの教習所で勉強し取得する(通学免許)
しっかり知識をつけ安心して免許を取得するなら、教習所に通う方法もあります。
日本の教習所は、学科教習及び技能教習を体系的に学ぶことができるカリキュラムが組まれており、安心して免許を取得できます。
教習所を卒業すると技能試験が免除される「卒業証明書」が発行され、各都道府県の運転免許センターで学科試験に合格するだけで免許を取得できます。
宿泊しての教習所で勉強し取得す(合宿免許)
泊りがけで教習をする合宿免許ですが、外国語に対応している教習所が増えてきています。
例えば「仮免学科試験」を母国語で受験できる教習所が多くあります。具体的には、中国語、ベトナム語、英語などです。
普通車AT免許であれば14 日間ほどで教習所を卒業できるので、短期間で取得したい方にはおすすめです。
入校前に、母国語が対応しているかどうか調べるのがおすすめです。
教習所入校時に必要な書類
教習所入校時に外国籍の方が必要になる書類は以下です。
- 在留カードまたは特別永住者証明書
- 国籍・在留資格記載の住民票
※上記以外に、パスポートやその他を持参必要な教習所もあります。詳しくは、ご入校予定の教習所にご相談ください。
運転免許証取得の際の課題
日本語の理解度
講習などは日本語で実施されます。一定の日本語レベルがなければ講習の内容が理解できません。交通ルールに関する専門用語・指導員の指示を正しく理解するためには、前提条件として一定レベル以上の日本語能力が問われます。
運転免許センターでの手続きの際、日本語が話せない場合は通訳の同行が必要なこともあります。
運転免許取得にかかるコスト
教習所に通うと、普通自動車第一種免許の取得の場合、30万円前後の出費となります。まとまったお金を用意することが必要です。
外免切替の場合は、受験者の条件によりますが1万~1.5万円程度と言われています。
まとめ
仕事の幅を広げる為に「運転免許証」の取得を希望する方が増えています。取得する方法はいくつかあるので、ご自身とって一番良い方法を選択するのがよいと思います。
ここ最近では、交通事故の増加にともない「外免切替の見直し」が議論されています。
<参考:NHK>
運転免許証 “「外免切替」制度の見直しを検討” 警察庁長官 | NHK | 事故
このような状況もあり、今後は住所、知識、技能の確認が厳格化されます。
一番のお勧めは、日本の免許制度をしっかり学んで、安心で安全な運転知識と技能を身につけることです。
「合宿免許」は、通学より早く、安く、しっかり知識と技術を学ぶことができます。
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