アカデミー賞を受賞!「ドライブ・マイ・カー」

みなさん、映画はお好きでしょうか。
今回は「運転を仕事にしたい」と考えている皆様に、プロの運転手が登場する日本映画「ドライブ・マイ・カー」をご紹介します。
村上春樹さんの小説が原作、濱口竜介さんの監督。第74回カンヌ国際映画祭、第94回アカデミー賞のそれぞれで複数の賞に輝き、世界中で注目されている映画です。タイトルから連想されるように「運転手(ドライバー)」が映画全体のテーマと深く関わっています。

劇中で登場する運転手

舞台演出家の家福悠介(西島秀俊さん)の専属運転手として渡利みさき(三浦透子さん)が登場します。
卓越した運転スキルを持っており、プロとして寡黙に運転に徹する姿がとても魅力的です。

広島で開催される国際演劇祭に演出家として招聘された家福が、運営事務局から「交通事故を起こさないように、専属の運転手を使ってください。我々が紹介します。」と提案され、最初は断りますが、最後は渋々とその提案を受け入れ、渡利みさきに運転を任せることになります。
みさきの運転技能はプロとしてふさわしく、送迎の間、快適な乗り心地を提供し続け家福の信頼を獲得。映画祭運営事務局の担当者から「彼女の運転はどうですか?」と聞かれ、家福はこのように回答しています。

加速も減速もとても滑らかで、ほとんど重力を感じません。
車に乗っているのを忘れることもある。

映画「ドライブ・マイ・カー」より

プロの運転手として働く上で、こんなことを言われたら嬉しいですよね。
家福とみさきは、最初はぎこちないながらも車内での時間を通してお互い少しずつ心を開いていきます。これは、一定期間、同じ人を運び続ける個人送迎の運転手の仕事ならではの魅力ですね。

サーブ900ターボ

家福の愛車は、スウェーデンの自動車メーカーSAAB社の「サーブ900ターボ」。そのレトロで上品な佇まいは、車好きでなくとも「一度は乗ってみたい」と思わせるような風格があります。

個人を送迎する運転手という職業も魅力的ですよね。運転手の仕事をお探しの方にはぜひ一度観ていただきたい映画です。

▲ 映画予告編(シネマトゥデイ)サーブ900ターボも登場

個人送迎の仕事、第二種免許は必要なのか?

プロの免許「第二種運転免許」

このメディアに訪問された方であればご存じの方も多いと思われますが、普通自動車を運転する「普通自動車第一種免許」(多くの方が所持している運転免許です)とは別に、タクシーやハイヤー、バスなど人を乗せて運転するための「第二種運転免許」が存在します。

この映画の設定では、家福が愛用する「個人所有の車」を「専属の運転手が運転し送迎する」と言う設定になっており、タクシー会社から支給された業務用の旅客車両を運転しているわけではありません。
一般的に「会社役員の送迎(お抱え運転手)」などのような、特定の個人を送迎する場合、第二種免許は不要になります。
映画の中では触れられていませんが、みさきは普通車第一種免許だけで運転しているのかもしれませんね。
ちなみに、運転手を演じた三浦透子さん、この映画のために教習所に通い普通自動車第一種免許を取得したそうです。

教習所で第二種運転免許を取得

自動車教習所で第二種運転免許(普通二種免許)を取得する際は、高度な運転テクニックを教わったり、普通自動車第一種免許より細かな交通ルールを学ぶことができます。
国家資格である第二種運転免許を取得することでスキルの証明にもなり、仕事へ応募する際にも条件が有利になる可能性があります。
プロの運転手を目指す方は、ぜひ教習所での第二種免許取得をご検討ください