avatar
マサル
こんにちは。ジョブライセンスのマサルです。
今回は、大型免許や中型免許の免許取得の際の注意点やコツについて解説します。最近では、女性の大型ドライバーも増え、「トラック女子」「トラックガール」という言葉もSNSで盛んに見かけますよね!興味のある方は、参考にしてみて下さい。


この記事でわかること
取得条件の深視力検査とは?
どんな練習内容か?教習の注意ポイントは?
仮免許学科試験が必要なのか?
合格率は?
まとめ

取得条件の深視力検査とは?

まず大型車や中型車の取得条件についてご説明します。

条件:①満21歳以上であること
   ②第一種運転免許を受けて、運転経歴が(停止期間を除いて)3年以上経過(中型車は2年以上)していること
   ③片眼で0.5以上、両眼で0.8以上。深視力検査で誤差が平均2cm以下であること。
   (カラーコンタクト、度付きサングラスを除く眼鏡、コンタクトレンズは使用可)
この3点の条件を満たしていれば、受験資格があり、試験を合格することで大型免許、中型免許を取得できます。
なお、①、②の年齢、運転経歴については、一部特殊な教習を受ける事で、受験資格を満たします。
こちらについては別途、特例教習についての記事でご紹介しています。
では、③の視力検査ですが、大型免許など初めて取る方は、なかなか聞いたことがない深視力検査というものがあります。

深視力検査とは?
運転者が物体を正しく立体的にとらえることができるか、遠近感を正確に判断できるかを測定します。
「三桿法(さんかんほう)」と呼ばれる測定方法が用いられ、3本の棒を横一列に立て、真ん中の1本だけを前後に動かす単純な方法です。そして前後している棒が横の棒と並んだタイミングで合図を送ります。
この検査を3回繰り返し、平均誤差が2cm以内であれば合格となります。

視力がいい方でも深視力は低い場合があります。その為、初めての方は検査前の準備をすることが重要です。以前の記事「トラックやバスのドライバーには必須?「深視力検査」とは?」で、深視力検査について詳しく解説しています。もし、これから大型や中型免許の取得を考えている方は、参考にしてみて下さい。

どんな練習内容か?教習の注意ポイントは?

まず、大型免許を取得するまでの大まかな流れですが、教習所で主に技能を学びます。
※所持免許によって学科教習を受ける場合もありますが、ごく少ない時間になります。
では実際にはどんな教習を行うのでしょうか?

教習所における技能教習は第一段階と第二段階に分かれます。
その違いは、第一段階では、教習所のコースの中で基礎的な運転技術を学ぶのに対して、第二段階では、実際に路上に出て応用的な技術を学ぶことになります。
また、第二段階に進むにあたって、技能終了検定を受けて合格しないといけません。

・第一段階で行う技能教習としては、基本的な車の操作の方です。
発進や停止、加速方法、カーブの曲がり方、坂道発進などがあります。
この際、大型車特有の車両感覚を理解することや、運転上生まれる死角などを把握することも教わります。特に、カーブの際には、普通車ではほぼ意識することのない内輪差について、実際にタイヤの動きを確認しながら覚えていきます。検定でもミスが出やすいポイントです。
また、狭い道での運転方法やバックの仕方、狭いところでの方向転換の仕方といった、多少難しい運転方法も学んでいきます。
さらに、交差点の進み方や見通しが悪い場所での走行のポイント、踏切通過といったコース内の実践的な走行も行います。他にも、急ブレーキをかける際のポイントも教習で学び、安全を確保するための運転技術を習得することになります。

・第二段階では、実際に公道で走ることになりますので、道路の状況に合わせた走行をして大型車の運転に慣れていきます。
特に、大型車にとって適切な通行位置や、進路変更をする時の注意点などを学ぶことになります。
他にも、交差点での右左折や歩行者の保護といったポイントは、大型ドライバーにとって非常に重要なスキルであり、重点的に学んでいきます。さらに、大型車での縦列駐車や適切な場所を見つけて方向転換をする、途中でルートを変更して目的地にたどり着くなどの実践的な教習も実施されます。
さらに、危険を回避するための行動や、狭い道や人が多くいる場所での安全運転の仕方などについても教わります。

第一段階、第二段階の教習をそれぞれ終えると、最後に今まで学んだことが確実に実践できるかどうか判定するため、卒業検定が実施されます。

大型免許を合格するためのコツ

カーブでは必ず減速すること
カーブでは十分に減速することは、非常に重要なポイントです。スピードの出た状態でカーブに突っ込むと、荷台が大きく振られてトラック全体が揺れます。荷物を多く積んでいる場合などは、横転する危険性が高まります。教習所でスピードを出すことは少ないですが、教習中からカーブでは十分に減速する癖をつけるようにしましょう。

ブレーキはゆっくりと早めにかける
ブレーキはゆっくり早めにかけることも大切なポイントです。大型車は普通車よりもブレーキが効きやすい構造になっているので、普通車の教習で習ったポンピングブレーキが基本と考えましょう。
一時停止の場合も含めて、停車位置まで余裕を持って、ポンピングブレーキをかけることで、急ブレーキや停止線超えを防ぐことができますこうすることで、確実に安全確認しているということが分かって、減点されずに済みます。

バックの感覚をつかむ
大型車の難易度を上げるバックです。バックはできるだけ早めの段階で感覚をつかむことが求められます。教習で後方確認を行う際は、荷台の後ろの端をチェックするのがポイント!
教習車で使用する大型車は平ボディ(箱がついていないタイプ)なので、荷台の後ろまで目視で確認できます。後方確認は試験で失敗することが多いので、荷台の後ろの端をチェックしながらゆっくりとバックするようにしましょう。

オーバーハングに注意
大型免許の難易度を上げる原因の一つに、オーバーハングがあります。オーバーハングとは、後輪より後ろの部分のことで、トラックでは荷台の部分です。
大型トラックはこのオーバーハングが長いことが特徴。ハンドル操作を誤るとカーブ・右左折のときに隣の車線にはみ出す危険性があります。オーバーハングの長さを感覚的につかむことが重要なポイントです。

参考:オーバーハングを理解してプロドライバーを目指そう!
(YouTube動画)

鶴ヶ島自動車教習所

方向転換は軸タイヤを中心に考える事
方向転換も大型免許では難しいとされる課題の一つです。大型車の方向転換は、後ろ2輪の前側にある軸タイヤを中心に考えてください。重要なポイントは後輪の助手席側に注意することです。
教習所の試験では、方向転換で車両が曲がっていても縁石に乗り上げたり、ポールにぶつかったりしなければOKなので、ハンドルを回すタイミングをつかむようにしましょう。

仮免許学科試験が必要なのか?

大型や中型免許の場合、学科試験はありません。
よって仮免許学科試験はなく、教習所での技能修了検定と卒業検定に合格すれば、あとは免許センターで適性試験をうけて、合格すれば免許取得となります。
ですので、大型や中型免許を取得する場合、運転技能をしっかりと学ぶことが、大切です。

合格率は?

ここまで大型、中型免許取得の流れやポイントを解説してきましたが、実際の合格率はどのくらいでしょうか?

警視庁の令和4年の運転免許統計によると、大型免許の合格率は95%、中型免許は99.2%と合格率はかなり高いです。
参考:運転免許統計 令和4年版

これは、普通車免許と違い、学科試験がないことで、高い合格率となっています。
なお、一発試験に関しては、具体的なデータがありませんが、多くのブログなどでは、30%~50%程度と低くなっています。

まとめ

大型、中型免許を取得する場合、学科試験は必要ありませんが、車両の大きさの把握や確かな運転技術の習得が必要です。

それには、やはり教習所に行って、指導員の元しっかりと指導を受けた方が、免許取得までの早道のようです。また、短期間で免許取得を考えている方は、まとまって教習ができる合宿免許がお勧めです。

「合宿免許」をお考えであれば、姉妹サイト「合宿免許のマイライセンス」へお問合せください。