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コタニ
「合宿免許(免許合宿)」と聞くと、大学生のグループがワイワイ楽しみながら過ごすイメージがあるかもしれません。しかし、最近ではタクシーやトラックの ドライバーを目指す人が増えたため、短期でお安く免許取得ができる合宿免許が人気です。
今回は、30代、40代以上のかた向け「大人の合宿免許」についてお話します。

合宿免許は若者だけのものではない

普通自動車免許の合宿は学生が多い傾向にありますが、大型免許や二種免許の合宿は事情が異なります。これらの免許は職業運転手を目指す人が取得するため、参加者の年齢層は自然と高くなります。特に、トラックドライバーやタクシードライバーを目指す30代、40代以上の方も多く、職業免許取得の場として利用されています。
また、最近では会社からの指示で入社前に合宿免許に参加しているケースもあり、ドライバーの人手不足が深刻な時代ですので、社会人の職業免許取得は珍しくありません。そのため、「ほとんどの生徒が若者ばかりで浮いてしまうのでは?」という心配は必要ではなくなりつつあります。

プライバシーが守られる宿泊環境も充実

合宿免許の宿泊施設といえば、かつては相部屋が一般的でした。しかし最近では、シングルルームやビジネスホテルタイプの宿舎を用意している教習所も増えています。プライバシーを確保したい大人向けの宿泊プランがあるため、他の参加者と適度な距離を保ちながら過ごせます。
また、ほとんどの宿舎はWi-Fiを完備しているのでスマートフォンやタブレットで普段と同じコンテンツを楽しむことができます。

大型免許や二種免許の合宿を実施している教習所では、社会人向けの宿泊プランを提供していることも。シングルルームに対応しているかなど、事前に電話や問い合わせフォームで確認することをお薦めします。

合宿免許の食事の事情

合宿免許の宿舎は、基本的に地方にあることが多く、街中のように飲食店が豊富ではありません。
ただし、教習所によっては近隣に飲食店があり、外食がしやすい場所もあります。食事付きプランが用意されていることも多いため、どのような食事が提供されるか事前にチェックしておくと安心です。

食事制限のある方などは、ビュッフェ形式の食事を提供している教習所であれば、食事を調整しやすいかもしれません。また、最近は都市部で当たり前になったUberEatsなどのデリバリーサービスですが、合宿免許の宿舎があるエリアでは利用できないことがありますので、注意が必要です。

「大人の合宿免許」のデメリットとメリット

デメリット
社会人が合宿免許を利用する際、デメリットになりそうなことは、比率的、学生の参加者が多くにぎやかな場合が多いことです。落ち着いた雰囲気を好む30代、40代の方にとってはデメリットかもしれません。

メリット
シングルルームも選択できるのでリラックスしつつ自分の時間も確保しやすく、学科の勉強などに集中することができます。自宅でダラダラと勉強するよりも効果が期待できます。
合宿免許の合間や卒業後の楽しみとして、「ご当地料理を楽しむ」や「観光」もありますので、旅行を兼ねてのリフレッシュも可能です。
また、ドライバーを目指す方には特にメリットがあります。運送会社やタクシー会社によっては免許取得費用を企業側が負担する制度があるため、入社前に合宿免許の制度を利用して、会社の補助を受けつつ短期間で取得できます。入社前に時間とお金の余裕ができ、スムーズなキャリアスタートを切ることができるのは魅力的ですね。

参考
余談になりますが、大人が一人で合宿免許に参加し免許取得に奮闘する『免許がない!』(舘ひろし主演)という映画があります。平成初期の映画になり、今の時代とはだいぶ事情が異なりますが、笑いあり涙ありで令和の今日でも色褪せない面白さがあります。こちらを鑑賞してから参加すると、現在の合宿教習所のサービスが、だいぶ手厚く快適になっていることがわかるかもしれません。

▲ 映画「免許がない!」解説動画


「合宿免許=若者向け」というイメージは過去のもの。特に大型免許や二種免許の合宿では、大人が参加しやすい環境が整っています。とはいえ、すべての教習所がそのような受け入れ体制を備えているわけではありません。
なによりも大切なのは、教習所選び。ジョブライセンスでは、「合宿免許マイライセンス」を通して、新たなキャリアを目指す皆さんにとって、最適な教習所をご紹介いたします。

大型免許を所持している元教習指導員もスタッフとして在籍しており、合宿で職業免許を取得する皆さまの目線でご案内いたします。お気軽にご連絡ください。