コタニ

女性で「タクシードライバーを目指してみたいけれど、本当に自分にもできるのかな?」と不安を感じている方は少なくありません。実はここ10年ほどで、タクシー業界で活躍する女性ドライバーは確実に増えています。本日は女性がタクシードライバーを目指す上で参考になる情報をお届けいたします。

女性タクシードライバーは増加傾向?

一般社団法人 全国ハイヤー・タクシー連合会の統計によると、2024年3月末時点の女性タクシードライバーは 11,213人。全体に占める割合は 約4.8% です。10年前の2012年は2.3%さらに最新の2025年3月末の発表では、女性乗務員数は 13,078人 と過去最多を更新。前年から1,800人以上増えており、伸びは続いています。リア別に見ると、東京・北海道・神奈川・大阪・愛知・福岡といった大都市圏で特に多く、東京都だけで2,000人を超える女性ドライバーが活躍しています。

どんな世代が多いのか?

同じ調査では、女性ドライバーは 50代が3割強で最も多く、次いで60代・40代 という結果になっています。「若い頃からずっとタクシードライバー」という方もいますが、子育てが一段落したタイミングでの転職、接客業や販売職からのキャリアチェンジ、定年後のセカンドキャリア、といった形で 一度別の仕事を経験してからタクシーに挑戦する女性 も多いようです。
年齢にとらわれずスタートしやすいのも、タクシードライバーの特徴ですね。

女性ドライバー増加の背景

・業界全体の人手不足と、多様な人材の活躍推進
少子高齢化の影響でタクシー業界も人手不足が続いており、企業側は女性の採用・定着に力を入れています。国土交通省も「女性ドライバー応援企業」という認定制度を設け、女性が働きやすい会社の取り組みを後押ししています。

・働き方の自由度が高い
日勤・夜勤・隔日勤務など、シフトパターンを選べる会社が増えました。
子どもの送り迎えに合わせた昼間だけの勤務、週に数日だけのパート勤務、しっかり稼ぎたい人向けのフルタイム勤務など、ライフステージに合わせた働き方が選びやすい点が、特に子育て世代の女性から支持されています。

女性ドライバーならではの強み

当然、一部の男性ドライバーも該当する要素ですが、タクシー業務をサービス業として捉えると、女性ならではの強みが活かせるといえます。

・きめ細やかな接客と気配り
高齢の方やお子さま連れのお客さまへの声掛けや乗り降りのサポートなど、自然な気配りができる人が多いと言われています。

・安心感のある雰囲気
女性のお客さまからは「同性の運転手さんだとリラックスして乗れる」という声も多く、防犯やハラスメント対策の面でも女性ドライバーの存在は大きな役割を果たしています。

気をつけたい防犯上のポイント

とはいえ、女性ならではの不安な要素もあります。改善が進んでいることも女性ドライバーの増加につながっていると考えられます。
夜間の勤務では、酔客対応や防犯リスクをゼロにはできません。車載防犯カメラや緊急通報ボタン、防犯仕切板などの装備が整っているかどうかは、会社選びの重要ポイントです。

まずは免許取得

タクシードライバーとして働くためには、日本では 「普通二種免許」 が必須です。「普通二種免許」の話題については、こちらの普通二種免のカテゴリページもご確認ください。
普通二種免許は、一般の普通免許(一種免許)と違い、お客様を料金をいただいて乗せるためのプロドライバー用の免許で、指定自動車教習所で取得できます。これから免許取得を考えている女性の方には、合宿免許 という取り方もおすすめです。
最近は、合宿免許でも女性が安心して参加できるように、女性専用宿舎、男女別フロアやオートロック付きの寮、シングルルーム中心のプランといった設備を備えた教習所が全国で増えています。女性一人で参加しても、防犯面やプライバシーの面で安心して滞在できる環境が整っているところが多いのが特徴です。
合宿教習所のお申し込みは、当社が運営するマイライセンにお気軽にご相談ください。電話による無料相談にも対応しており、多くの女性のお客様からご相談をいただいております。お気軽にご利用ください。