世界のユニークな乗り物を紹介

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ヤギ
ジョブライセンス編集部のヤギです。仕事や旅行で東南アジアや中国などを訪れる機会が多い私が「世界の交通手段」として、ドライバー職を目指す皆様に海外のユニークな旅客サービスを紹介していきます。

海外旅行の際はぜひ現地の交通手段に注目すると、その国の文化をより深く感じることができます。今回は第一弾として、フィリピンの代表的な交通手段「ジープニー」です。

ジープニーは、「乗り合いタクシー」という分類で語られる事が多く、日本のタクシーや路線バスと少し異なるユニークな乗り物です。車体には様々な絵や装飾が施されており、カラフルで南国らしい開放感を演出しています。

どんな乗り物?

第二次世界大戦後、アメリカ軍が使用していた軍用ジープをベースにして開発されたもので、「ジープニー(Jeepney)」という名称は、軍用の乗り物「Jeep(ジープ)」に由来しているといわれています。

ステンレス製のボディに色鮮やかな絵や模様が描かれており、大きさは大小ありますが、日本のマイクロバス程度の車体が主流です。

フィリピン(特に都市部)を訪れると目にする機会が多く、庶民の脚として重要な役割を担っており、ジープニーのドライバー職も現地では重要な仕事の一つです。

乗り方

ジープニーは、複数の人が乗り合い車両も大きいため「タクシー」というよりは「路線バス」に近いイメージですが、日本の路線バスのような特定の停留所はありません。
乗客が乗りたい場所で乗り、降りたい場所で降りることができます。

日本のバスのように停車ボタンはありません。降車するときは、天井をたたき「パラ!」「パラホ(パラポ)!」と声を出すと運転手に伝わり、停車してくれるのです。(※「パラ」は、フィリピンの主要言語であるタガログ語で「Stop(停止)」の意味です。地域により言葉が異なる可能性があります)日本にはない柔軟な交通手段と言えます。

運賃がとても安く、好きな場所で乗り降りできる便利な乗り物ですが、エアコンなどはなく、満席時は隣の人と肩が触れるほどの密集度合いです。

一人ずつの座席が設けられ年中快適な日本のバスとは異なります。親切な人が多い国とはいえ、治安の悪い地域では盗難等には十分注意してください。


今回は、フィリピンの交通手段ジープニーをご紹介させていただきました。アメリカ軍が残したジープを改造して作られた起源を持つこの乗り物、とてもユニークな交通手段ですね。

日本でタクシーのドライバーを目指す場合は普通二種免許、バスのドライバーを目指す場合は大型二種免許が必要になります。

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