日本におけるDXの状況と今後の展望
「世界デジタル競争力ランキング2020」(スイスの国際経営開発研究所IMD)によると、日本のランキングはなんと27位。さらに、同ランキングの2023年版では32位に後退しています。
2021年にデジタル庁が創設されデジタル化を進めているものの、国際的には決して十分なスピードではないようです。
参考:World Digital Competitiveness ranking
配送業界とDX
配送業会においては、物流管理のデジタル化と自動運転技術の導入が進むと考えられますが、自動運転に関しては法整備が必要であり、これが十分に進んでいないのが現状です。技術が進歩しても法律が追いつかない、そんな状況は、安全性を重んじる日本の長所でもあり短所でもあると言えそうです。
また、車両入れ替えのコストについては、特に中小企業にとって頭の痛い問題です。自動運転車の導入には莫大な投資が必要であり、研修などのコストも含めるとリスクが高い現状です。
我々がお付き合いさせていただいている自動車教習所の業界でも、将来予想される様々な法改正による教習用車両の入れ替えなどには悩まれている様子です。
人間のドライバーが持つ「価値」
細かな顧客対応や予期せぬ状況への柔軟な対応など、人間ならではの判断が求められる場面は数多く存在します。また、物流の最終段階である「ラストワンマイル」(お客様の手元に荷物が届くまでの最後の道のり)の配送では、細かい地理的条件や顧客とのコミュニケーションが重要になることが多く、これらは現状では人間のドライバーにしかできない業務です。
未来のドライバー像
DX化が進む未来においても、配送ドライバーの役割が完全になくなるわけではなさそうです。ただし、将来的には自動運転やAI、その他のテクノロジーが業務に一般的に取り入れられる時代が訪れるでしょう。 そうした未来においてドライバーに求められるのは、人間としての判断力とテクノロジーを使いこなす能力の両方を兼ね備えた「ハイブリッド」な人材になることかもしれません。
DX化が進むとしても、配送ドライバーの仕事が完全になくなるわけではなさそうです。日本における政府の対応の遅れや、自動運転技術の導入に伴う法整備とコストの問題は、変化が一朝一夕には起こらないことを示しています。さらに、人間ならではの柔軟性や対人スキルが重要な役割を果たすラストワンマイルの配送など、自動化では代替が難しい業務が存在することも、ドライバーの仕事が存続する理由となります。
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